セルフリノベーションは、自分の手で理想の空間を作り上げる楽しさがある一方、効率的に進めるためには「適切な工具選び」が重要です。最低限の知識を持ち、大工のサポートや高性能な道具を活用することで、作業スピードと仕上がりの質を大幅に向上させることができます。
本記事では、セルフリノベーションに必要な「基本工具」から「あれば便利な追加工具」までを詳しく解説します。
1. 最低限揃えたい小物工具編
小物工具は、リノベーション作業の基本を支える重要な役割を果たします。以下の道具を揃えておけば、さまざまな作業に対応可能です。
① スケール(寸法を取るもの)
- 用途:正確な寸法を測定するための必需品。
- ポイント:大工用の「尺付きスケール」がおすすめ。メートル単位と尺単位を切り替えて使えるため、幅広い作業に対応できます。
② 玄能(ハンマー)
- 用途:釘を打ち込む、叩いて調整する作業に使用。
- ポイント:釘抜きがついているものや仕上げ用の玄能が便利。作業内容に合わせて選びましょう。
③ バール
- 用途:釘を抜いたり、木材を解体する際に活躍。
- ポイント:解体作業に最適で、特に小型タイプは取り回しがしやすいです。
④ カッター
- 用途:材料の加工や段ボールの開封に使用。
- ポイント:替刃を準備しておけば、常に鋭い切れ味を保てます。
⑤ のみ
- 用途:木材の彫り込みや加工に使用。
- ポイント:24ミリの8分のみが最も汎用性が高く、初心者でも扱いやすいサイズです。
⑥ ノコギリ
- 用途:木材やプラスチックなどの材料カットに使用。
- ポイント:初心者には、万能ノコギリが扱いやすくおすすめです。
⑦ エルアングル
- 用途:材料を直角に切るための定規。
- ポイント:
- 小型は細かい作業、大型は大きな材料の加工に便利。
- 材料の寸法取りや正確な切断が求められる作業に必須。
⑧ 差し金
- 用途:材料に基準線を引いたり、角度を測るために使用。
- ポイント:大工の基本工具で、90度や45度の線引きに重宝します。
⑨ 挽き割り定規
- 用途:丸ノコに取り付けて材料を均等な幅で引き割る道具。
- ポイント:同じ幅の木材を大量にカットする際に非常に便利。効率的かつ正確な作業を実現します。
⑩ 腰袋
- 用途:作業中に使う工具をすぐ取り出せる便利な収納アイテム。
- ポイント:頻繁に使う工具を整理しておけば、作業効率が大幅に向上します。
2. 電動工具編:充電式で作業効率を最大化
セルフリノベーションで欠かせないのが電動工具です。特に充電式の工具はコードレスで取り回しが良く、初心者でも簡単に扱えます。
① インパクトドライバー
- 用途:ビスを締める、穴を開けるなど、あらゆる作業で使用する必需品。
- ポイント:
② 丸ノコ
- 用途:木材や板材の切断に使用。
- ポイント:
- 軽量タイプや安全機能付きのものが初心者向き。
- 挽き割り定規と組み合わせることで、正確で効率的な作業が可能になります。
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③ マルチツール(追加工具)
- 用途:細かい切断や削り作業に使用。
- ポイント:ノコギリや丸ノコでは難しい狭い場所での作業に重宝します。
④ フィニッシュネイラー(追加工具)
- 用途:仕上げ材を固定する際に使用。
- ポイント:ビスを使用せず、美しい仕上がりを実現できます。
3. 工具選びのポイント
初心者におすすめのメーカー
- マキタ (Makita):プロも愛用する高品質な工具が揃っています。日曜使いに向いてる ものも多数。
セット購入のメリット
- 初心者には、基本工具が揃ったセット購入がおすすめです。
- 電動工具とバッテリーがセットになったモデルもコストパフォーマンスが高いです。
レンタルの活用
高価な工具や使用頻度が低い工具は、レンタルを利用するのも賢い選択です。
4. 工具のメンテナンスと保管方法
工具を長く使うためには、日頃のメンテナンスと適切な保管が必要です。
メンテナンスの基本
- 使用後は、工具の汚れを柔らかい布で拭き取る。
- 刃物には潤滑油を塗布してサビを防ぐ。
- 電動工具のバッテリーは定期的に充電し、劣化を防ぎます。
保管方法
- 湿気の少ない場所に保管する。
- ツールボックスや壁掛けラックで整理整頓。
まとめ:正しい工具選びでセルフリノベを効率化!
セルフリノベーションを成功させる鍵は、作業内容に合った適切な工具を選ぶことです。最低限の基本工具から始め、必要に応じて追加工具を取り入れることで、作業の効率と仕上がりを大幅に向上させることができます。また、工具は長く使うものなので、メンテナンスや保管にも気を配りましょう。今回紹介した道具はほんの1部なので自分のやりたい作業に合わせて選んでいきましょう。
次回の記事では、これらの工具を使った具体的な作業手順やリノベーションプロジェクトの進め方を紹介します。ぜひ参考にして、理想の空間を作り上げてください!
ABOUT ME
長野在住の大工です。
古民家を生かす選択を。
職人が減っていくこれから、DIY人口を増やしていきたい!