クッションフロア vs フローリング vs 畳!どれを選ぶべき?

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セルフリノベーションで床を変える際、「クッションフロア」「フローリング」「畳」など、さまざまな選択肢があります。どれを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、どのような部屋に適しているのかを解説します。


① クッションフロア(CF)とは?

クッションフロア(CF)は、塩化ビニール製のシート状の床材です。木目調や石目調などデザインのバリエーションが豊富で、低コストかつ施工が簡単なため、セルフリノベでも人気があります。

メリット

コストが安い(1㎡あたり1,000~2,500円程度)
施工が簡単(カッターで切って両面テープや接着剤で貼るだけ)
防水性がある(水拭きOK!キッチンやトイレにも最適)
クッション性があり足音を軽減(マンションにも向いている)

デメリット

傷がつきやすい(家具の跡が残りやすい)
高級感はやや劣る(木の質感を求めるならフローリングが◎)
耐久性は10年前後(頻繁に張り替えが必要)

向いている部屋

▶ 賃貸や短期間でのリノベーション
▶ キッチンや洗面所など水回り
▶ 小さなお子さんやペットがいる家庭


② フローリングとは?

フローリングは、木材を使用した床材で、住宅の定番ともいえる選択肢です。無垢フローリングや合板フローリングなど種類も豊富で、DIYでも人気があります。

メリット

本物の木の質感が楽しめる(見た目も手触りも高級感◎)
耐久性が高い(10年以上持つものが多い)
メンテナンスすれば長く使える(オイル仕上げやワックスでケア可能)
断熱性・調湿性がある(無垢材なら夏は涼しく冬は暖かい)

デメリット

コストが高め(1㎡あたり3,000円~10,000円以上)
施工が難しい(DIYの場合、道具や技術が必要)
水に弱い(水をこぼしたまま放置すると膨張することも)
傷がつきやすい(特に無垢材はキズがつきやすい)

向いている部屋

▶ リビングや寝室など長く住む家
▶ ナチュラルで温かみのあるインテリアを目指す場合
▶ メンテナンスしながら長く使いたい方


③ 畳とは?

畳は日本の伝統的な床材で、イ草を編んで作られています。最近では「縁なし畳」や「カラー畳」などモダンなデザインも増えており、和室だけでなく洋室にも取り入れられるようになっています。

メリット

断熱性・調湿性が高い(夏は涼しく冬は暖かい)
クッション性があり座り心地が良い(転んでも痛くない)
香りにリラックス効果がある(イ草の香りが気持ちいい)
カスタマイズしやすい(半畳サイズやカラーバリエーションも豊富)

デメリット

水や湿気に弱い(カビやダニが発生しやすい)
重たい家具を置くと跡がつく(へこみが戻らないことも)
メンテナンスが必要(定期的な干し作業や交換が必要)
洋風インテリアには馴染みにくい(最近はモダンな畳もある)

向いている部屋

▶ 和室を維持したい場合
▶ 子どもがいる家庭(柔らかいので安全)
▶ リラックススペースや寝室


④ 結局どれを選ぶべき?おすすめの選び方

どの床材を選ぶかは、目的やライフスタイルによって決まります。以下のポイントを参考にしてみましょう。

▶ 安くて簡単にDIYしたいなら…

クッションフロア!
初心者でも簡単に貼れて、デザインの選択肢も多いので気軽に挑戦できます。

▶ 高級感を出して長く使いたいなら…

フローリング!
見た目の美しさや耐久性を重視するなら、フローリングがベスト。

▶ 和の雰囲気を取り入れたいなら…

畳!
リラックス効果があり、和の雰囲気を大切にしたいなら畳がおすすめ。

▶ 部屋ごとに組み合わせるのもアリ!

実際に多くの家庭では、部屋ごとに床材を使い分けています。例えば、
リビングはフローリング(見た目と耐久性重視)
寝室は畳(リラックス空間に最適)
キッチンはクッションフロア(水に強く掃除が楽)
など、用途に合わせて選ぶと後悔しにくいです。


まとめ

床材コスト施工のしやすさ耐久性防水性デザイン性メンテナンス
クッションフロア◎安い◎簡単△10年前後◎強い○豊富○定期交換
フローリング△高め△技術が必要◎長持ち△水に弱い◎高級感あり◎手入れ次第で長持ち
○普通○簡単△10年程度✖水に弱い△和風向け△定期交換

セルフリノベで床を張り替えるなら、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
どの床材を選ぶか迷ったら、まずはクッションフロアでお試しDIYしてみるのもおすすめ!ぜひ、自分にぴったりの床を選んで、理想の空間を作りましょう。

ABOUT ME
ナカジ大工
ナカジ大工
DIYサポート
長野在住の大工です。 古民家を生かす選択を。 職人が減っていくこれから、DIY人口を増やしていきたい!
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